指を動かす腱は腱鞘というトンネルを通っています。使いすぎなどによる腱と腱鞘の間の摩擦によって炎症を生じ、痛みがでる状態が腱鞘炎です。腱が太くなったり、腱鞘が厚くなったりして腱の通過障害が起きると、指を伸ばそうとすると一旦引っかかったあとにばねのように勢いよく伸展する弾発現象がみられるようになります。 治療は安静、外用薬、ステロイド注射などの保存療法をまず試みます。保存療法で改善しない場合は、腱鞘切開術が必要となります。 当クリニックでは局所麻酔での小切開(1cm程度)日帰り手術を行っており、手術時間は約10~15分程度です。 イラスト入り説明(日本手外科学会 手外科シリーズ3. ばね指 から引用)

イラスト入り説明